個人向け国債
債券の中で代表的なのが国債です。
日本では、国の財政難を反映して、毎年大量の国債が発行されています。
多くの国債は個人でも買えますが、実際にはほとんど金融機関や機関投資家が購入しています。
こうした中、個人にもっと国債を買ってもらいたいということで、商品内容を分かりやすくした個人向け国債が発行されています。
個人向けの国債には、10年満期と5年満期の2種類があります。
いずれも1月、4月、7月、10月の年4回発行されており、銀行や郵便局、証券会社などで額面1万円単位で購入できます。
10年物、5年物いずれも半年ごとに利息が支払われます。10年物は利払いすると同時に次の半年間の金利を見直す「変動金利型」で、今後金利水準が上昇すれば適用金利が高くなり、金利水準が低下すれば低い金利が適用されることになります。
5年物は発行時に決められた金利が満期時まで適用され続ける「固定金利型」です。
10年物は購入後1年、5年物は2年経過すると、額面金額で中途換金ができます。
額面金額で購入してその金額で換金できるので、個人向け国債に価格変動リスクはありません。
額面1万円単位で一部換金もできます。
ですが、注意しておかなければならないのは、中途換金する場合、10年物は過去2回分半年ごと利払いなので過去1年分)、5年物は過去4回分(2年分)の税引き前の利息が中途換金調整額として差し引かれます。
実際に受け取っている利息は非課税扱いで購入していない限り、20%の税金を源泉徴収されているので、購入後1年あるいは2年余りで中途換金すると、20%の税金部分がひびいて元本割れすることがあります。
また、一部の金融機関では国債の口座管理(保護預かり)手数料を徴収しています。口座管理
手数料の有無の購入前の確認が必要です。
